犬には狂犬病ワクチンという1年に1回の接種が義務付けられている注射があります。
狂犬病ワクチンは動物病院や集団接種会場などで接種しますが、犬によっては緊張し涎を流したり、フケや抜け毛がひどくなることがあります。
そのため、体を綺麗にしてあげたいと思う飼い主さんも多いのではないでしょうか。
ここでは、注射を接種したあとにすぐシャンプーして良いかどうかについてお話します。
もくじ
狂犬病ワクチン接種後のシャンプーは良いの?

狂犬病ワクチン接種後はできるだけ安静にしたほうが良いので、シャンプーは控えるようにしましょう。
シャンプーは犬にとってかなり体に負担がかかります。
ワクチン接種後2,3日間隔を開けてから体調に変化がなければ行うことをおすすめします。
犬が動物病院に行く機会はあまり多くありません。
1ヶ月に1度動物病院に受診している犬でも1年で12回しか行きません。
普段家にいる犬にとっては移動し、どこかに連れて行かれ何かされるというのは肉体的にも精神的にもストレスが掛かります。
ワクチン接種が終わり家に帰宅するときにはかなり疲れているという犬が多いです。
そんな状態でシャンプーを行えば、ワクチンアレルギーでなくても元気・食欲の低下、下痢・嘔吐などの症状が現れる可能性があります。
ワクチン接種だけでなく、動物病院を受診したあとはできるだけ安静にしてあげましょう。
散歩もあまりに興奮してしまうようであれば避けたほうが良いでしょう。
いつシャンプーするのがベスト?
シャンプーは犬の体調が万全の状態の時が良いので、ワクチン接種後1週間程度開けてからのほうが良いでしょう。
1週間後でも食欲・元気がいつもよりない、下痢や嘔吐をしている場合はシャンプーを控えるようにしましょう。ワクチンアレルギーの可能性もありますので、念の為動物病院に連絡し、必要に応じて受診しましょう。
ワクチン注射というものは犬の体に弱毒化したウイルスもしくは死滅したウイルスを体に無理やり入れることで免疫力を高めます。接種したあとは犬の体が接種したウイルスと戦うため、そんな時に犬の体に負担をかけてしまうと、体に入れたウイルスに負けてしまう可能性もあります。
ワクチン接種後はよだれやフケ・抜け毛など気になっても愛犬の体調重視で、シャンプーを行うのは間隔をかけて行いましょう。
ワクチン接種前にシャンプーを行う場合もできればワクチン接種予定日の1週間前にシャンプーを行いましょう。
シャンプーの時に気をつけたいことは?

シャンプーの時に気をつけたいことは「愛犬の体調」です。
ワクチン接種から間隔を開けても元気・食欲・排尿・排便など愛犬の体調に変わりないことを確認してからにしましょう。
これらの項目はワクチン接種をしたからではなく、シャンプー前に確認したほうが良いことです。
犬にとって「シャンプー」はかなり体に負担がかかります。特にプードルなどのカット犬種の場合は長時間立つことになるので愛犬の体調を見て、万全の状態の時に行うようにしましょう。
まとめ
ここでは、注射を接種したあとにすぐシャンプーして良いかどうかについてお話しました。
犬によってはワクチン接種にかなり緊張し、よだれやフケや抜け毛がひどく、注射後かなりボサボサになることもあります。家に帰ったら抜け毛やフケなどが気になり、飼い主さんとしてはすぐに綺麗にしたいと思うかもしれません。
しかし、 ワクチン接種には犬もかなりの体力を使います。
免疫力を高めるためにもワクチン接種から1週間程度時間を開けてからシャンプーを行うようにしましょう。
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