チワワが震えだして止まらない…。
これって大丈夫かな?と思っている飼い主の皆さん。
チワワはよく震える犬だと言われていますが、
もしかしたら大きな病気の兆候かもしれません。
症状が訴える病気を見落とさないように、
その震えの原因と正しい対処法を知ることが大事です。
そこで今回は、震えが止まらない症状から考えられる
病気とその治療法について解説していきますね。
もくじ
チワワが震える理由について
![](https://petone1.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
チワワは最も小さい犬種であると同時に、
最も震えが起こりやすい犬種であるとも言われています。
体が小さく寒がりなチワワは、
小刻みに震えることで体を温めて体温調節をしているんだとか。
そのため 、
服を着せて防寒対策をすることで震えは改善されるでしょう。
長時間ずっと服を着せるのはチワワにとっても、
ストレスになるので外出時のみに着せることをお勧めします。
またもう一つの理由は周りの大きな騒音や他の犬に怯えている場合です。
全体的にチワワは臆病で怖がりな性格の子が多いので、
少しのことで驚いたり動けなくなったりして、震えだすことがよくあります。
我が家のグリちゃんもお散歩中に、
大きな物音に驚いてその場に座り込んで動けなくなっちゃうこともありました。
そういった子たちにはストレスを与えすぎないよう、
周りの環境に気を配ってあげるのも飼い主である私達の役目でもありますね。
愛犬の震える理由について分かったところで、
寒さでも、恐怖でもなく震えが止まらない場合の
「震え」には、病気の可能性が潜んでいますので
震えから考えられる病気について見て行きましょう!
震えから考えられる病気と対処法
![](https://petone1.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
もし震えが普段通りの生活で時々震えることがあるという程度なら、
それほど心配する必要はありません。
しかし、震え方が特徴的だったり、長く継続して震えている場合、
ご飯の後や雨の日など、震えるタイミングが一定的だという場合は、
病気の可能性を疑ってください。
1. ジステンバー
震えだけではなく下痢や嘔吐、失禁、痙攣などの
症状がみられるときはジステンパーの可能性があります。
また 口から泡を吹いたり、足を突っ張ったまま
パタリと倒れることもこの病気の特徴です。
接触感染が原因となるため、
免疫機能の低い子犬や老犬はこの病気にかかりすい傾向にあります。
その為、下痢や嘔吐により体の水分が排出されすぐに脱水症状になってしまいます。
治療法はまだ確立されていないですが、早めの処置が必要ですので、
この症状がみられた時はすぐに病院に連れていきましょう。
2. てんかん
てんかんには 異常な震えがみられる脳の病気です。
これにも 口から泡を吹く、手足を突っ張ったまま倒れるなどの特徴がみられます。
発作がおさまった後、何事もなかったかのように走り回ることも特徴で、
元気に見えるからあまり気にしなかったということにならないよう注意しましょう。
また次の発作との間に
・目的なく同じ歩調で歩き続ける
・やたらに水やえさを欲しがる
といった行動もよく見られます。
チワワに起こりやすい「低血糖症」が引き金となることも多く、注意が必要です。
対処法:
発作中にむやみやたらに触ったり体をさすってしまうと、
かえって興奮させて発作を長引かせてしまいますので止めてください。
発作が起きたら周りのものをどかすなどして、
まずは犬がケガしないようにさせ、そっと体に手を添えてあげましょう。
それから発作の長さときっかけ(もしわかったら)もメモして置くといいですね。
発作が終わったら犬の緊張を解くため耳のマッサージを行うこともおすすめですよ。
3. 水頭症
雨の日に特に体や足を震わせていたり、
元気がなくなったりする場合は水頭症の可能性も疑いましょう。
水頭症は脳の中の髄液が増えて脳が圧迫されることで神経麻痺を起こす病気です。
小型犬に発症することが多い病気と言われ、
気圧が低くなる雨の日に多く症状がみられます。
うまく歩けなくなった、けいれん発作を起こすなどの症状が出た場合は、
すぐに病院に連れていきましょう!
4. 低血糖症
特に3~6か月の子犬に多く見られるのは、「 低血糖症」です。
低血糖症は消化系の病気で、長い時間食事をしなかったり、
食事量が少ないことが原因で血中の糖分濃度が下がり、
・体がぐったりする
・痙攣をおこす
などの症状がみられます。
特にあまり食べないのに運動量が多い子供は症状が出やすいので、注意しましょう。
子犬に多くみられる病気なので飼い主も少し戸惑うかもしれませんが、
飼い始めの頃に最も気を付けたほうがいい病気の一つと言えるでしょう。
対処法:
濃い砂糖水(またははちみつ)を作り犬の口の中の上あご部分に塗りましょう。
自分で体を持ち上げられるくらいになったら、
ドッグフードを柔らかくふやかして与えてください。
ある程度の量を食べることができ、しばらくして
何事もなかったかのように歩き始めたら、病院に行く心配もないでしょう。
まとめ
チワワは体も小さくデリケートで、非常に周囲の影響を受けやすい犬種です。
寒さや恐怖ですぐに震えるので大きな疾患を見落としがちですが、
何か異変があればすぐに病気を疑い、正しい対処を行いつつ
必要であればすぐ病院に連れていきましょう。
普段から震えないための環境を作っておくことも、
病気を見つけやすくする方法の一つですよ。
最近のコメント