トイプードルといえば、小型犬の代名詞と言えるほど長い間大人気の犬種ですよね。
見た目の可愛さだけでなく、賢いうえに性格も良くてお手入れもしやすいと、まさに飼いやすい犬の代表のような子です。
今回は、そんなトイプードルの寿命やかかりやすい病気、予防法などをまとめました。
愛犬の健康寿命が延びるきっかけになれば幸いです。
もくじ
トイプードルの寿命はどのくらい?

トイプードルの平均寿命は14~16歳前後と言われており、他の犬種と比べて ご長寿傾向です。
14歳~16歳は人間でいう70代~80代にあたり、寿命で考えれば人間と同じくらい生きていると言えるのではないでしょうか。
トイプードルに限らず、飼い犬の寿命は年々伸びていることが分かっています。
寿命が延びた背景には、ドッグフードの質の向上、サプリメント、動物医療の発達、そして何より、飼い主さんの飼い方の向上が挙げられるのではないでしょうか。
長生きさせるコツは飼育環境にあり!

寿命はその子自身の生命力もありますが、飼育環境も大きく左右されます。
トイプードルの寿命を延ばす鍵は下記の④つ!
① 食事
② 運動
③ ストレスを溜めない
④ 健康診断
① 食事
健康寿命を延ばすために、バランスの摂れた食生活は欠かせません。
おやつや食事の与え過ぎに注意しましょう。
また、主食であるドッグフードは、できるだけ質の良いものを与えることが大切です。
②運動
適度な運動は筋力や体力の向上に繋がるうえ、ストレス発散にもなります。
毎日の散歩(トイプードルは一日30分~1時間が理想)や遊びなどを通して運動する機会を設けて下さい。
③ストレス回避
ストレスは万病の元と言われるくらい、ストレスは免疫力を低下させ、さまざまな病気にかかりやすくさせます。
留守番の長さや散歩時間、家庭内の騒音など、愛犬にストレスを与えていないか飼い方や環境を見直してみましょう。
また、無理をさせないのも大切!
例えば、他の犬と交わるのが苦手な犬をドッグランに連れていくこともストレスになりますよ。
愛犬の性格を考えたうえでお出かけ場所を選びましょう。
④健康診断
人間もそうですが、健康診断で病気が見つかることもあります。
少なくとも年に一度は必ず健康診断を受けさせましょう。
トイプードルにかかりやすい病気と予防法とは?

犬種によって遺伝や体の作りから「かかりやすい病気」というものがあります。
トイプードルを長生きさせるためにも、かかりやすい病気を知っておきましょう。
トイプードルは膝蓋骨脱臼に注意!
膝蓋骨脱臼は、「膝蓋骨」といわれる「膝のお皿」の役割を果たしているものが何らかの原因であるべき場所からズレてしまうことで起こります。
膝蓋骨は、膝をスムーズに動かすために大切なもので、ズレてしまうことで膝を動かす際に強い痛みが出てしまいます。
酷くなると足をあげたりと痛そうなしぐさが見られます。早急に動物病院へ受診しましょう。
膝蓋骨脱臼は小型犬がなりやすく、特にトイプードルのようなジャンプをしたがる犬種は注意が必要です。
膝蓋骨脱臼の予防法とは?
① ソファーやベッドなどにジャンプさせない。
② フローリングなどツルツル滑る場所にはじゅうたんを敷く
③ 階段の上り下りをさせない
④ 太らせない
⑤ 足の裏の毛をカットしておく
⑥ 散歩で筋肉をつける
家の中では、フローリングを走らせないことや、ソファーなどにジャンプをさせないことが大切です。
外では階段を避けるようにし、適度な運動で筋肉をつけましょう。
トイプードルは涙焼けしやすい
涙やけは、涙を通す管が詰まってしまっていたり、逆さまつげなどが原因で起こります。
流涙症と言われ、涙が常にあふれてしまうことで目の周りが茶色く変色してしまう症状を指します。
トイプードルは顔の作り(目が大きくて鼻が小さい)から流涙症になりやすいため、涙焼け対策には、毎日目の周りを拭くなどのこまめな手入れが必要です。
また、花粉やドッグフードなどアレルギーが原因で起きている場合もあるため、気になる場合はドッグフードを変更してみたり、獣医師に相談してみるのも良いかもしれません!
まとめ
それでは今回の記事のポイントをおさらいしておきましょう。
① トイプードルの寿命は14~16歳くらいと比較的長い。
② 長生きさせるには環境が大事。バランスの摂れた食事、適度な運動、ストレス回避を心がけよう
③ トイプードルは膝蓋骨骨折に注意が必要!ジャンプなど、膝に負担がかかる行為は避けること。
愛犬の寿命は飼い主さんが握っているといっても良いでしょう。
せっかくあなたの元に来た大切な家族です。後悔のない飼い方を心がけて下さい。
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