チワワを多頭飼いする場合にケンカをさせないコツやしつけ方法とは?

小さくて可愛いチワワを多頭飼いする飼い主さんは少なくありません。
「1匹だけだと寂しいかも」という思いから、兄弟を作る感覚でもう1匹飼う人も多いですよね。

確かに多頭飼いはとても楽しそうですし、チワワのような小さくて可愛いワンちゃんならどれだけいても嬉しいですよね。

しかし、いざ家族を増やしたら毎日ケンカばかりという話もよく聞かれます。
今回は、チワワがケンカをするワケと、ケンカをさせないしつけ方法などをご紹介致します!

 

もくじ

チワワってなんでケンカをするの?

多頭飼いをするとケンカも多くなりますよね。

しかし、一口に「ケンカ」と言っても理由は様々で、特に多いのが、
1・順位の争い
2.ストレス

によるものです。詳しく見ていきましょう!

 

順位争いによるケンカ

犬は群れで生活をする生き物なので、本能的に群れの順位を決めようとします。
犬の順位の付け方は至ってシンプルで、ケンカに勝った犬が上。
負けた犬が下の順位になります。

 

ストレスからくるケンカ

新しく犬が来たことにより、「飼い主さんがあまり構ってくれなくなった」「新しい犬の方が可愛がられている」と、先住チワワがヤキモチを焼いてしまい、ストレスから新しい犬に攻撃する場合があります。

 

 

すぐにケンカを止めるのはNG?

先住チワワと新参チワワがケンカをしだしたら、飼い主さんはすぐに止めたくなってしまいますよね。

しかし、群れで生活をする犬にとって、ケンカは自分の意思を仲間に伝えるための手段であり、自分の順位を確認するために必要なものです。

ケンカをしていると心配になりますが、「これが犬同士のコミュニケーションの取り方なんだ」と理解し、怪我をするほどの大きなケンカに発展しない限りは決着がつくまで見守ってあげましょう。

 

 

チワワの多頭飼いは先住チワワが成功のカギ?

多頭飼いをする場合に忘れてはいけないのが、 先住チワワに敬意を払うことです。

飼い主さんにとってチワワがもう1匹増えることは、先住チワワに兄弟ができたような感覚になりますし、2匹を平等に扱おうとしますよね。

しかし、犬は順位を重んじる動物であり、先に住んでいた(縄張りを作っていた)自分の方がエライと思っています。

つまり、先住チワワと後から来たチワワを平等に扱うことは、犬の順位付けのルールをあやふやにしてしまうことになり、先住チワワがストレスから吠える、噛むなどの問題行動を起こすことにも繋がります。

多頭飼い成功のカギは先住犬を敬うこと!
ご飯、お散歩などの順番は全て先住チワワを優先するように心掛けてくださいね。

 

 

ケンカをさせない方法やしつけ方はあるの?

順位を決めさせる

群れの順位が決まらないと、順位を決めるためにいつまでもケンカをしてしまう可能性があります。
決着が付くまで止めることはせず、出来るだけ見守るようにしましょう。

 

ケージは犬の数だけ用意する

ケージは犬にとって 安心して寛げる場所であり縄張りです。
同じケージに複数のチワワを入れることでストレスが溜まりやすくなり、ケンカに発展する可能性もあります。

ケージはチワワの数だけ用意してあげましょう。
また、留守中はフリーにせず、必ずケージの中に入れてください。

 

飼い主が一番エライことを教える

犬の中で ボスの命令は絶対であり、 飼い主さんが常に群れのボスであることで、トラブルを抑制することができます。

「マテ」「フセ」などのしつけを行い、飼い主さんの号令に従わせましょう。

 

 

まとめ

多頭飼いはとても楽しいですが、数が増える分だけトラブルも多くなります。
新しい子を迎えるとついついその子に目が行きがちですし、それが子犬ならかかりっきりになってしまいますよね。

多頭飼いは、先住犬の協力なしでは成功しません。
先住犬が寂しい思いをしないように心掛け、愛情は平等にかけてあげて下さいね。