愛犬をペットホテルに預けるのにワクチン接種後いつから?ワクチン証明は必要?

旅行や、用事で愛犬のお世話を誰かにお願いしなければならない時、ペットホテルの存在って有り難いですよね。
そして、ペットホテルを利用する際に欠かせないのがワクチン証明です。

今回は、これからペットホテルを利用する飼い主さんに向け、ワクチン証明提示の意味についてまとめました!

 

もくじ

ペットホテルでワクチン証明が必要な理由

ペットホテルを利用する際には、ほとんどの場合 「ワクチン証明書の提示」が求められます。
「うちの犬は病気してないから大丈夫です」では通らないのです。

なぜなら、ペットホテルには貴方の愛犬以外にも、たくさんの大切なお客様(ワンちゃん)をお預かりしているから。
お客様の安全を守るためには、病気などの危険を未然に防ぐ必要があり、その手段の1つがワクチン接種です。

つまり、ワクチン証明書の提示は「うちの犬は病気の予防が出来ていますよ」という証であり、ホテル側が集団感染を防ぐために大切なことなんですね。

 

狂犬病ワクチンは義務!

犬のワクチンには、任意のものと義務のものがあります。

任意
混合ワクチン
義務
狂犬病ワクチン

混合ワクチンは、愛犬を病気から守るために、飼い主さんが任意で接種するものです。
一方の狂犬病ワクチンは、「狂犬病予防法」という法律により、飼い犬は接種することが義務付けられています。

しかし、日本では、数十年前に発症したのを最後に撲滅されているため、狂犬病ワクチンの接種をしない飼い主さんも少なくないようです。

狂犬病は発症すれば100%死に至る人畜共通感染症です。

他の国では未だに大勢の方が亡くなっており、いつ日本に狂犬病が入ってきてもおかしくない状況です。
飼い主さん自身や愛犬はもちろん、みんなのために必ず年に一回の狂犬病ワクチンを接種しましょう。

 

ワクチン接種の証明書をなくした時は?

せっかくワクチン接種を行っても、証明書を紛失してしまってはペットホテルに提出できず、困ってしまいますよね。
では、ワクチン証明書を紛失した時は、どのような対処をしたら良いのでしょう?

取るべき手段は下記の通り

①まずはペットホテルに連絡

ワクチン接種の証明書を紛失してしまった旨を伝える。
証明書の代わりに、領収書や健康手帳など、ワクチンの接種日が記載されていればOKな場合も多いようです。

②動物病院に連絡

どうしても証明書自体が必要な場合は再発行をお願いしましょう。

 

ペットホテルに預ける際の注意点!

さて、ワクチン接種も完了したし、証明書もあるし、これで愛犬を預けることができますね。
でも、ちょっと待ってください!

下記の注意点はご存じでしょうか?

①5種以上のワクチンを接種していること

犬の混合ワクチンには、2種~10種まであり、中でも5種以上のワクチン接種を条件とするペットホテルが多くみられます。

5種混合ワクチンは、 パルボウイルス、ジステンバーウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルスを予防する効果があり、これらの病気は重症化しやすく特に子犬の致死率が高いことから、必ず接種しておきたい基本ワクチンとも呼ばれています。

②ワクチン接種から2週間以上経過していること

ワクチン接種から暫くの間は体調の変化やアレルギー反応など、体に異変がないか様子観察が必要です。
そのため、 接種から少なくとも一週間以上(ペットホテルによっては2週間以上)経過している必要がありますよ!

上記のことから、ペットホテルを利用する際は、余裕を持って2週間以上経過してから預けることをお勧めします!

③子犬はワクチン接種が完了してから

子犬は生後2ヶ月に一回、そして生後三ヶ月にもう一度ワクチン接種を行います。
子犬を預ける場合には、 ワクチンプログラムが完了してから少なくとも一週間以上経過している必要があります。

また、ペットホテルによって預かり可能な月齢も異なるため(生後3ヶ月から大丈夫な所もあれば、生後6ヶ月以内は不可の所もある)預ける前に必ずペットホテルの規約をご確認下さい。

 

まとめ

今回の記事をまとめます。

①ワクチンには任意のもの(混合ワクチン)と義務のもの(狂犬病ワクチン)がある。
②ワクチンの種類は5種以上を指定されていることが多い。
③ワクチン接種後、1~2週間以上空けてからの利用となる。

「色々規約があってめんどくさいなぁ」と思う人もいるかもしれませんが、ペットホテルがワンちゃん達の健康を守るためにとっている大切なルールです。

きちんと守ってお互い快適に利用しましょう。