愛犬が手や肉球を噛んでいる姿を目にしたことはありませんか。愛犬が噛むことで痛々しく皮膚が赤くなってしまったり、ひどくなると膿んでしまうこともあります。
ここでは愛犬が肉球を噛む原因は何なのか、噛む理由と対策法についてお話します。
もくじ
愛犬が肉球を噛む原因や理由は?

愛犬が肉球を噛むには原因があります。
病気
1つ目は「病気」が原因の場合です。
皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、膿皮症などの皮膚の病気です。
皮膚炎やアレルギー性皮膚炎などは痒みを伴うため、どうしても掻きたくなってしまいます。
犬は掻くことを我慢できません。
そのため、痒い部分を必死に噛みつきます。
皮膚炎の痒みが原因で肉球に噛みつきますが、噛むことでさらに炎症や化膿してしまい、さらに悪化することがあります。
ストレス
2つ目は「ストレス」です。
引っ越しや飼い主さんの生活スタイルが変わる、同居犬が増えるもしくは減るなどの環境の変化、運動不足など精神的に負担がかかってしまっている場合です。
飼い主さんが愛犬に構う時間がなく、肉球に噛みつくことでストレスを発散したり、飼い主さんが注目してくれることに喜びを感じわざと噛みつくこともあります。
気になる
3つ目は「肉球が気になるから」です。
肉球にガムや汚れ、テープなどがついているなどして気になってしまっているからです。
病的なものではなく単純に気になってしまっているということもあります。
散歩の際に肉球にゴミがついてしまったり、家の中で過ごしているうちに肉球にテープなどがついてしまったなどが理由です。
散歩後には肉球を確認し、何かついていないかみたり、愛犬が肉球を噛んでいる時はチェックしてあげましょう。
愛犬が肉球を噛まないための対策法は?

愛犬が肉球を噛まないための対策法は愛犬が肉球を噛む原因により異なります。
病気が原因の場合の対策法
「病気」が原因の場合は、皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、膿皮症などの治療を行う必要があります。
身体が痒い限り、肉球を噛んでしまうことをやめさせるのは難しいため、動物病院でしっかり治療を行いましょう。
治療中も噛んでしまうと完治に時間がかかりますので、エリザベスカラーや包帯を巻くことで噛まないための対策法を行います。
ストレスが原因の場合の対策法
「ストレス」が原因の場合は、散歩やドッグランなどで運動を取り入れたり、自宅でおもちゃなどでいつも以上に遊びストレス発散をさせてあげましょう。
犬はストレスを抱え込みすぎて発散できないと、肉球を舐めたり、噛んだり、尻尾を噛み続けるなどの行動を起こします。できるだけ早く気付き対処してあげましょう。
ただ「ダメ!」としかりつけるのではなく、「なぜ肉球を噛んでいるのか」に注目し、飼い主さんの生活環境などを見直しましょう。
ただ気になっている場合の対策法
「ただ気になっているだけ」の場合は、肉球に何かつくのを防ぎましょう。
散歩中に付着してしまった場合は散歩後のチェックだけでなく、散歩の時に靴下を履かせてみたり、地面を注意深く見てから散歩に連れ出してあげましょう。
部屋の中はできるだけ物を片付け、愛犬がいたずらしたり、不意に何かついてしまうという事態を未然に防ぐように心がけてください。
まとめ
ここでは愛犬が肉球を噛む原因・理由、対策法についてお話しました。
愛犬が肉球を噛む理由は皮膚疾患などの病気、ストレス、何かついているなど様々です。
何かついているだけであれば取ってしまえば問題はありませんが、皮膚疾患などが原因の場合は、動物病院で適切な治療が必要です。ストレスが原因の場合は何が犬のストレスになっているのか飼い主さん自身で考え、ストレス発散のために運動を取り入れるようにしましょう。
愛犬が肉球を噛んでしまう場合は、むやみに「ダメ!」としからずに、どうして噛んでいるのかなどしっかり見極めましょう。
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