愛犬が前足の先や肉球を舐めている姿を見たことはありませんか?
一見ペロペロしている姿は可愛らしく見えますが、ずっと舐め続けると皮膚が炎症を起こし、皮膚炎になります。
皮膚炎になると、赤みや痒みだけでなく脱毛や腫れてしまうこともあります。
今回は愛犬の肉球の間の赤い炎症の原因や対処法についてお話します。
もくじ
愛犬の肉球の間の赤い炎症の原因は?

肉球の間の赤い炎症の原因は 「ストレス」、「異物」、「細菌感染」などが考えられます。
肉球の赤い炎症の原因【ストレス】
まずは「ストレス」ですが、犬はストレスが溜まると吠える、噛むなどの問題行動の他にも前足や後ろ足、しっぽなどをひたすら舐めることがあります。
犬は些細なことでもストレスを感じる動物です。
飼い主さんの生活環境の変化、引っ越し、家具の模様替え、同居犬の増減、運動不足、病気を患っているなどの要因からストレスを感じます。
運動不足以外にも飼い主さんの不在の時間が長く暇すぎて舐めるということもあります。
ストレスが原因の場合は何がストレスとなっているのかを突き止め、適度な運動やリラックスできる環境を整えるなどの対策が必要です。
肉球の赤い炎症の原因【異物】
次に「異物」です。
散歩の際に肉球の間に何か異物がある時に赤く炎症を起こします。
トゲが刺さる、ガラスなどで切る、ガムなどがつくなどが考えられます。
散歩の後に肉球の間も確認する対策が必要ですが、怪我やトゲが刺さるなどの場合は家で処置すると逆に悪化してしまうこともあるため、動物病院で処置してもらいましょう。
肉球の赤い炎症の原因【細菌感染】
最後に「細菌感染」です。
肉球の間に細菌が繁殖することで炎症を起こします。
湿ったままの状態で放置したり、小さな傷口から細菌が侵入するなどで引き起こされます。
特に梅雨の時期は肉球の間が湿りやすいので散歩の後はしっかり乾燥させ、必要に応じてドライヤーなどを使用して乾燥させましょう。
赤い炎症が起こったときの対処法とは?

炎症が起こったときの対処法は 「乾燥」と「舐めさせないこと」です。
乾燥させるために甘えの日の散歩の後はコットンやドライヤーなどを活用ししっかり乾燥させ、犬が勝手になめたりしないようにエリザベスカラーを使用しましょう。
犬が舐めてしまうと細菌が侵入し症状が悪化してしまう可能性が高いため、特に注意しましょう。
あまりに炎症がひどい場合は自宅でどうにかしようとせずに早めに動物病院を受診し、治療を受けましょう。
軽い症状だとしても1,2日様子を見ても治らない、ひどくなっている場合も動物病院を受診しましょう。
あまり悪化すると炎症がひどくなり歩くだけでも痛みが生じるようになることもあります。
できるだけ早めの治療をおすすめします。
愛犬の肉球にできた赤い炎症の治療法は?
動物病院で行われる治療は 「内服」、「消毒」などです。
炎症を起こしているのであれば消炎剤などを服用し、体の中から炎症を抑えます。
原因に応じて抗生物質、鎮痛剤なども追加されることがあります。
消毒に関しては肉球の間のため、1日2,3回程度行うことになるでしょう。
軽度であれば消毒をしない場合もあります。
足の甲であれば、軟膏を塗ることもありますが、肉球の間に塗ると犬が滑ることがありますのでフローリングの家では注意しましょう。
まとめ
ここでは愛犬の肉球の間の赤い炎症の原因や対処法についてお話しました。
愛犬の肉球の間は特に湿気が溜まりやすく、雨の日の散歩や梅雨の時期、シャンプーのあとなどはしっかり乾燥させることが重要です。
気をつけて生活していても体調不良や免疫力が低下した状態では悪化してしまうこともありますので、早めに動物病院を受診し、治療を行うことが重要です。
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