愛犬の耳が臭いのは外耳炎が原因?症状から外耳炎の治し方を紹介!

愛犬が耳を痒がったり、気にしている姿を見たことはありませんか?
もしかしたらその症状、外耳炎かもしれません。

犬の外耳炎は悪化すると治療も長くかかってしまいます。
ここでは愛犬の外耳炎の治し方や症状についてお話します。

 

もくじ

犬の外耳炎とはどんな症状なの?

犬の耳は内耳、中耳、外耳の3つに分かれています。

※引用元:http://itabashichuo.itabashichuo-ah.com

外耳炎はこの外耳道の炎症を起こすことで引き起こされます。

症状として、
・外耳の赤み
・痒み
・耳垢がたくさんでる
・耳が臭い
・犬がよく頭を振る
・耳を気にして引っ掻く
などの症状がみられます。

さらに進行すると内耳、中耳へと進行するため、
常に顔を傾けていたり、鼓膜が破れてしまうこともあります。

外耳炎は治療が遅れると、完治するまで治療期間が長くなる傾向があります。
そのため、日頃から耳の中を見て病気の早期発見早期治療をするようにしましょう。

 

犬の外耳炎の原因とは?

犬の外耳炎の主な原因は、
・アレルギー
・寄生虫
・細菌や真菌などの菌の繁殖
・異物の侵入
・耳掃除不足
・かかりやすい犬種
など様々な原因で引き起こされます。

アレルギーはアトピー性の皮膚炎や、接触性のアレルギーで耳に接触することで発症します。

外耳炎でよく見られるのが、
寄生虫感染によるものや細菌や真菌などの繁殖により引き起こされるものです。

ミミヒゼンダニという寄生虫が耳の中に寄生し、
強い痒みや特徴的な耳垢が見られます。
これは同居犬同士で感染するので注意が必要です。

細菌や真菌の繁殖では、菌の繁殖により耳垢や痒み、赤み、炎症などを引き起こします。

異物は単純に散歩中に耳の中に雑草などが混入してしまったり、
耳の中に腫瘍ができてしまい、耳道を塞ぐことで蒸れ炎症などが起きてしまい外耳炎が発症します。

耳掃除不足は耳掃除を怠ることで耳の中に汚れが溜まり細菌などが繁殖し、
炎症を引き起こし外耳炎を発症します。

ゴールデンレトリバーやバセットハウンド、プードルなどの
タレ耳の犬種は外耳炎を引き起こしやすいと言われています。

耳が垂れることで耳の中が蒸しやすく、
細菌などが繁殖しやすい環境になっていることが要因です。
原因は異なりますが、耳をむらさないようにするのが重要になります。

 

犬の外耳炎の治し方は?

※引用元:http://inulog.net

外耳炎の治し方は原因により異ります。

アレルギーが原因の場合

アレルギー症状を引き起こす原因となる
アレルゲンを除去する必要があります。
なにに対して反応しているのか愛犬の様子を観察しましょう。

 

寄生虫が原因の場合

耳を綺麗に掃除してから抗ダニ薬を使用します。
鼓膜が破れている可能性があるため、必ず動物病院で診察してもらい、
治療を開始しましょう。

 

菌の繁殖が原因の場合

細菌や真菌などの菌の繁殖ではどの菌が増えているのかを、
病院で検査を行い、耳を洗浄した上で菌に効果のある薬を投与します。

 

異物の場合

植物など除去できるものであれば除去します。
しかし、腫瘍の場合は手術をする必要もでてくるため、
耳の状況により判断しなくてはいけませんので、
腫瘍が見られる場合は、すぐに受診してください。

 

耳掃除不足の場合

週に一度は耳掃除を行うようにします。
耳掃除をしたことがない人は、知らずにやると鼓膜などを傷つける恐れがあるので、
初めての人は耳掃除の方法を動物病院などで教わるといいでしょう。

 

犬種の場合

普段から気をつけてあげるしかありません。
耳を毎日確認し、濡れていれば水気をふき取ったり、
耳をめくり耳道を空気にさらし、蒸れるのを予防しましょう。

 

外耳炎の予防対策はどんな方法があるの?

外耳炎を予防するためには、
定期的な耳掃除や、毎日の耳の中のチェックが必要です。

1〜2週間に1度は耳掃除をしましょう。
耳の中のチェックは毎日行い、汚れがついたら掃除をするようにしましょう。
耳掃除は耳道を傷つけることもありますので、
優しく行い、やりすぎには気をつけましょうね。

他には、 耳の中を蒸れなくする必要があります。
湿気が多くなる梅雨の時期は特に気をつけ、
垂れ耳の場合は寝転んでいる時などに耳をひっくり返し、
通気性良くした状態にしてみましょう。

 

さいごに

ここでは外耳炎についてお話ししました。

外耳炎は様々な要因で発症します。
さらに、治療も長期化する事が多く、
早く病気を見つけ早く治療をしてもらう事が重要になります。

外耳炎の治療で耳洗浄がありますが、
これは鼓膜が破れていない時に行う処置なので、
勝手な判断で自宅で治療するのはやめましょうね。

早めに動物病院を受診し、診察を受けましょう。