愛犬の外耳炎におすすめの市販薬は?病院での治療費はいくらかかる?

あなたの愛犬は、耳からキツイ匂いがしませんか?

「そういえば最近やたら臭うのよねー」と、
愛犬の耳の中を覗いてみれば、黒い耳垢がいっぱい!

飼い主さん、それ、外耳炎を疑った方が良いかもしれませんよ。

今回は、犬に多い耳のトラブル、外耳炎についてまとめてみました。
おすすめの市販薬や、病院にかかった際の治療費なども書かれていますので、ぜひご覧下さいね。

 

もくじ

外耳炎って何が原因でなるの

犬の外耳炎は、真菌(カビ、酵母菌)、細菌(ばい菌)、寄生虫(ダニなど)、
アレルギーによるものなどが原因とされます。

中でも特に外耳炎の原因として多いのが、
マラセチア真菌
と呼ばれる常在菌(犬の体にもともといる菌)によるものです。
※マラセチアは人間の常在菌でもありますが、
人と犬とではマラセチアが異なるため、うつることはありません。

マラセチア菌は湿気を好み皮脂を栄養として増殖していく菌なので、
皮脂分泌の多い犬や、通気性の悪い耳をしている犬
(耳の中に毛が多い、垂れ耳など)は特に罹りやすくなります。

 

 

 

外耳炎が疑われる症状とは?

・耳垢が増えた
・耳垢が黒い
・耳の匂いがキツイ
・首あたり(耳付近)をやたら搔く

愛犬に上記のような症状が見られたら外耳炎を疑いましょう!

 

外耳炎におすすめの市販薬をご紹介!

外耳炎は犬にとても多い病気なので、犬用の外耳炎治療薬もたくさん販売されています。

 

ミミィーナ 

真菌性剤配合の耳科用製剤であり、マラセチア、パルデルマチスなどの
真菌よる外耳炎に効果があります。

 

ヒビクス 軟膏

外耳炎、細菌性、真菌性皮膚炎に優れた効果を現す犬猫用の皮膚疾患治療薬です。

外耳炎への第1次選択薬
(最初に投与する治療薬のこと。副作用が少なく有効性が高いものが選ばれることが多い)として使用できますよ。

 

動物用ゲルネF<ローション>

外耳炎や急性・慢性湿疹など、細菌性の皮膚炎に効果があります。
ローションタイプなので、被毛が多いワンちゃんにも塗布しやすいとのこと。

【動物用 医薬品】 外耳道炎治療剤 動物用ゲルネF<ローション>

日頃のお手入れ、外耳炎予防にはこちらがおすすめ!

ノルバサンオチック

動物病院でも使用されている耳の洗浄液です。
ガンコな耳垢がスッキリとれるとのことで、口コミでの評価も高かったです。
カビや細菌の繁殖を抑えてくれるので、耳がたれている犬種には特におすすめです!

一度は必ず病院で診てもらおう!

上記のように市販薬にも優れた効果があるものはたくさんあります。
しかし、まずは原因を明らかにするためにも動物病院で診断を受けましょう。
先ほどお話した通り、外耳炎の要因も様々で、
原因が分からずに薬だけ塗っていても治らないどころか悪化してしまう可能性があるんです。

動物病院での治療法は症状により変わってきますが、点耳薬や耳洗浄、抗生剤を使うのが一般的です。
また、耳ダニならば駆虫剤、痒みが酷い場合はステロイドを使用することもあります。
治療費に関しては、外耳炎の原因や症状によって異なります。

というのも、数日で改善する場合と、暫くの間通院をしなければならない場合があるからです。
したがって、治療費が2000円程度で済む場合もあれば、症状によっては数万円~かかる場合もあります。

 

日頃のお手入れで外耳炎を予防しよう!

外耳炎予防には耳を清潔に保つことが大切です。
専用の洗浄液で、定期的に愛犬の耳掃除しましょう。
垂れ耳の犬種は特にお手入れが必要です!
頻度としては、2週間に一度程度が適当です。※あまりやり過ぎるのは逆効果!
また、耳の毛が多い場合はカットすることで通気性を良くしましょう。

 

まとめ

外耳炎は、犬によくある病気ということから軽く考えられてしまいがちですが、
内耳炎に発展してしまえば治療は更に困難になりますし、治療費も高額になります。
愛犬が痒くて掻きむしる姿はとても可哀想ですし、一刻も早く治してあげたいですね。
愛犬が外耳炎じゃないかな?と思ったら、すぐに獣医師に相談しましょう。