チワワの咳が止まらないのは心臓病が原因?早期発見につながる3つの症状とは?

散歩をしていたら咳の止まらないワンちゃんを発見!
なかなか止まらない咳に飼い主さんも心配そうでした。

愛犬の咳が止まらないと本当に心配になりますよね?

そこで今回は、チワワの咳が止まらない原因と
病気の早期発見につながる見逃せない愛犬からの
3つのサインと対処法についてご紹介します。

愛犬の咳が止まらなくてお悩みの方は必見ですよ!

 

もくじ

チワワの咳が止まらない原因は?

愛犬の咳が止まらない場合は、
まず何が原因で咳をしているのかを探る必要があります。

咳が止まらない場合の考えられる原因として、

①水の飲ませ方が原因
②病気が原因

 

水の飲ませ方が原因の咳の場合

水の飲ませ方に原因がある場合は、
水を飲ませる位置に気をつけてあげましょう。

チワワのような気道の細い犬の場合、
顔より低い位置にある水を飲むとき
気道が圧迫されてむせやすく咳き込んでしまいます。

その場合の対処法として、水入れを顔のあたりに
なるように台を置いてあげるなど、工夫をしてあげると
水を飲んでもむせて咳き込まなくなります。

問題なのは病気が原因の咳の場合です!

病気が原因の咳の場合

チワワなどの短頭種は、
呼吸器系の病気や心臓病の中でも 僧帽弁閉鎖不全症になりやすいという特徴がありますので、
咳には充分に注意する必要があります。

水を飲んでいないのに咳が止まらなかったり、
頻繁に咳が止まらない場合はすぐに動物病院で受診するようにしてください。

咳が止まらない時に疑われる病気とは?

愛犬の咳が止まらないのにはいくつかの病気が疑われますので、
どんな症状が出るのかなど詳しくみていきましょう!

ケンネルコフ

ケンネルコフは 犬の風邪とも言われていて、
症状は乾いた「ケホケホ」とした咳が急に現れ、
まさに風邪に似た症状を引き起こします。

ケンネルコフの主な症状
■痰を絡まない短い乾いた咳
■気温の変化により咳が悪化する
■運度による咳の悪化
■微熱
■食欲不振
■鼻水
■肺炎

ケンネルコフのみの感染は比較的軽く1週間~10日間ほどで回復しますが、
別の感染症に掛かると高熱、鼻水、食欲の低下などがみられ、
重症化した場合は、肺炎を起こして死に至る場合もあります。

 

気管支炎

犬の気管支炎は人間の気管支炎と同じく、
気管支に炎症が起こることで炎症した部分の組織が腫れ上がるために、
空気の通り道が狭くなるので呼吸がしずらい状態になります。

気管支炎の主な症状
■乾いた咳
■咳をした後に吐くようそぶりをする
■食欲不振
■呼吸困難
■ぐったりして元気がない
などの症状が現れます。

 

僧帽弁閉鎖不全症

僧帽弁閉鎖不全症とは、心臓が収縮するとき僧帽弁がきちんと閉じずに
逆流してしまい心臓の病気。
チワワなどの小型犬がかかりやすい病気なんです。

僧帽弁閉鎖不全症の主な症状
■乾いた咳が多く出る
■呼吸困難を起こしやすくなる
■疲れやすい
■運動をしたがらない
などの症状がみられるので、

上記の症状が見られなお且つ、普段は大好きなお散歩を行きたがらなくなったら、
僧帽弁閉鎖不全症の疑いがないか注意深く観察をしてみてあげてください。

8歳~10歳の高齢に発症しやすい病気と言われていますが、
早いワンちゃんでは5~6歳で発症する場合もあります。

肺炎

肺炎も「ヒューヒュー」といった音と共に乾いた咳が出ます。
肺炎は重症化すると呼吸困難になりますので、注意しましょう。

肺炎の主な症状
■乾いた咳
■吐き気
■呼吸困難
■発熱
■食欲不振
■ぐったりして元気がない

フィラリア症

犬のフィラリア症とは、寄生虫の一種である「 犬糸状無視(いぬしじょうちゅう)」と
呼ばれる寄生虫が心臓に寄生することによって引き起こされる病気です。

フィラリア症の主な症状
■乾いた咳
■息切れ
■お腹に水がたまって膨らむ
■貧血
■食欲低下
■呼吸困難
■水を欲しがる

 

心不全

犬の心不全は、心臓の機能が低下することで体に必要な栄養や
酸素を送り出せなくなった状態をいいます。


心不全の主な症状
■元気が無い
■すぐに疲れる
■呼吸が荒い
■酸欠によるチアノーゼ
■失神
■肺に水がたまる
■尿の量が減る
■むくみ
■夜中によく咳が出る

 

チワワは心臓病にかかりやすい犬種と言われていますから、
愛犬の病気のサインを見逃さないようにしなくてはいけません。

 

 

 

心臓病の早期発見につながる3つのサインとは?

心臓病には分かりやすい3つの特徴的なサインがあるんです。
そこで今回は、愛犬の心臓病を早期発見するための3つサインをご紹介しますので、
愛犬のSOSサインを見逃さないようにしましょう。

SOSサイン①:咳が出る

チワワのような小型犬は呼吸器系の病気にかかりやすく、咳を出しやすい傾向にあります。
ですが心臓病の咳の特徴は、 喉の奥に魚の骨を吐き出すような咳をします。
さらに、 夜中から明け方の時間帯によく咳がでるので、愛犬の咳の時間帯もチェックして置くといいですね。

SOSサイン②:動きたがらない

お散歩に連れて行っても途中で座り込んで動こうとしなかったり、
運動をしないなと思うことが多い場合、心臓病を患っている可能性が考えれます。
ただし、呼吸器系の病気のときも息苦しさからあまり動こうとしない場合もあるので、
色々な側面から病気の判断をする必要があります。

SOSサイン③:失神を起こす

心臓の機能が低下すると脳まで運ばれる血液量が減少するために、
脳まで酸素が送り届けられなくなり、失神を起こすことがあるのも心臓病の特徴。

突然倒れてビックリしますが、1~2分もするとすくっと立ち上がって
何事も無かったように歩きはじめるので、飼い主としては安心するかと思いますが、
一度失神をして倒れた場合は、必ずすぐにかかりつけの動物病院で受診してください。

夜中に突然発作が起きてそのまま亡くなってしまう可能性だって、
十分に考えられますので!

 

チワワの咳を止める対処法

スチーマーで加湿

空気が乾燥していると喉に刺激を与えるので咳の原因に!
お散歩に外に出たら突然咳をするようになったり、
部屋が乾燥しているなと感じたときは、
スチーマーで加湿してあげると咳がやわらぎます。

 

エッセンシャルオイルで咳を鎮める

ハーブには咳を鎮める効果のあるエッセンシャルオイルがあります。
その代表的なハーブとして、

●ユーカリ・・・・・殺菌作用、呼吸を楽にします
●ティーツリー・・・殺菌作用、抗ウイルス作用
●ラベンダー・・・・殺菌作用、消炎作用
●カモミール・・・・鎮静作用、炎症を抑える作用
●ペパーミント・・・消炎作用、解熱効果、呼吸を楽にする効果

【使用方法】
エッセンシャルオイルを使用する際は、必ずティッシュなどに染みこませてから
愛犬のそばに置いてあげてください。
ただし、舐めてしまわないように注意してくださいね。

 

 

まとめ

チワワの咳が止まらないのは心臓病の可能性が高いので、

●3日以上の咳が続いている
●咳き込んでぐったりしている
●咳の症状がどんどん悪化している
●あまり動きたがらない
●夜中から朝方に突然咳が出る

などの症状がみられたら、
すぐにかかりつけの動物病院に連れて行ってあげてください!

病院に行くと獣医さんから咳の状況について質問されると思うので、
獣医さんが知りたいポイントをメモして持っていくとスムーズに
受診できますので要チェックですよ!

■いつ咳をするか?(時間帯など)
■どんな音の咳をするか?
■咳き込んでいるとき以外の様子はどうか?
■日常生活の変化があったか?(新しい絨毯にした、リフォームをしたなど)
■フィラリアの予防接種は受けたか?

咳き込んでいるとこの動画を携帯で撮影して置くと
一番分かりやすくいいかもしれませんね。

日頃から愛犬の咳に注意深く見てあげることが重要です!
元気に楽しく愛犬と過ごすためには、
長生きしてもらわないといけませんからね♪

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