アレルギーに悩む人がここ最近増えていますが、
実は犬のアレルギーも比例するように増えてきているんです!
「愛犬が最近頻繁にくしゃみをするなぁ~」とか、
「よく足の指を舐めたり噛んだりしているなぁ~」と
思われたことはありませんか?
もしかして、アレルギー症状を引き起こしているのかもしれませんよ?
アレルギーは昨日までは何とも無かったのに、
今朝から急にムズムズするなど、ある日突然やってきます!
愛犬の突然のアレルギー症状に戸惑わない為にも、
今のうちから愛犬のアレルギーについて理解して置くと
いざという時に早めの対処が出来ますよね。
そこで今回は、近年増加している犬のアレルギーの原因と症状、
さらにアレルギーにならない為の予防法や改善策をご紹介していきます。
もくじ
犬と人間のアレルギーって違うの?
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人間と犬のアレルギーのメカニズムは全く一緒です。
体内に侵入してくるウイルスや細菌などの異物から
体を守るために 『免疫』と呼ばれる機能が備わっているのですが、
この『免疫』は本来カラダを守るために存在します。
それがある日突然、今まで無害とされていた食べ物や環境因子に
過剰なまでに反応をしてカラダに様々な症状を表すのが アレルギーです。
チワワのアレルギーが増えている原因とは?
チワワを含めワンちゃん全体的にアレルギーを引き起こす犬が増えています。
増加傾向にある医学的理由は残念ながら未だ解明されていませんが、
アレルギーが増えている要因を考えてみましょう!
衛生状態が良くなった
一昔前はワンちゃんを外で飼われている「外犬」が多かったですよね?
近頃は小型犬ブームで家の中で飼われているワンちゃんの方が多くなったこともあり、
細菌などにさらされる機会が少なくなったことで、
免疫力の低下を招いているとも言われています。
様々な菌やアレルギー物質に触れることが少ないと、
自己免疫力を高めることなく大きくなってしまいます。
こうした様々な菌やアレルギー物質に触れる機会がないことが、
アレルギー体質になりやすい原因の一つとなっていると考えられます。
生活環境やストレスが原因
生活環境の変化や食生活の変化によって、
ストレスを受けてしまうと免疫力が低下してしまいます。
ワンちゃんは話せないのでストレスを感じていても、
言うことがないので、愛犬がストレスを感じずに
快適に過ごせる生活習慣を飼い主である私達が
作ってあげなければいけません。
【ストレスで免疫力が下がる要因】
■運動不足
■ドッグフードが合っていない
■室温、気候の変化
■栄養不足
■コミュニケーション不足
■不規則な生活習慣
など様々な原因が考えられます。
ワンちゃんによってどんな物質にアレルギー反応を起こすのかは、
人それぞれと同じく犬それぞれですが、比較的多いのが 食べ物です。
約40%の犬が食材を原因とするアレルギーを持っているとされています。
症状から考えられるアレルギーとは?
それでは、愛犬の症状からどんなアレルギーが考えられるかを見ていきましょう!
食物アレルギー
●口や目の周りを掻いたり、赤みや発疹が出ている
●足の裏や指の間を舐めたり噛んだりする
●外耳炎を繰り返す
●ひっかき傷が多い
●脱毛
●強烈な痒みがある
アトピー性皮膚炎
●お腹や口の周りなどの皮膚が赤くなったり発疹が出る
●強烈な痒みがある
●脱毛
●患部が乾燥する
●外耳炎を繰り返す
●患部を繰り返し掻いたり、舐めたりする
ノミアレルギー性皮膚炎
●腰から尾の付け根が赤く発疹やじんましんが出来る
●強烈な痒みがある
●患部を繰り返し掻いたり、舐めたりする
●局所的な脱毛
花粉症
●くしゃみ
●鼻水
●皮膚に湿疹や赤みがある
●皮膚に激しい痒み
●カラダや顔を掻きむしる
●目の周りの皮膚が赤くなる
●外耳炎がなかなか治らない
犬の花粉症はくしゃみや鼻水に加えて
皮膚のかゆみや炎症、外耳炎といった
アレルギー性皮膚炎を起こしやすくなります。
カビアレルギー
●フケの増加
●カビのような異臭
●発疹や赤い斑点が出る
●掻きむしりによる脱毛
●外耳炎
接触アレルギー
接触アレルギーとは、プラスチック製品、革製品、金属、シャンプー、ゴム、絨毯などある特定のものに接触することで発症するアレルギーをいいます。
●接触部分の痒み
●発疹
●赤い斑点
●脱毛
顎下や首、お腹周りや脇などの被毛の少ない部分に発症しやすい傾向にあります。
上記のような症状に加えて 皮膚炎や 外耳炎などがなかなか治らないという場合には、
アレルギーを疑ってみましょう。
自宅で出来るアレルギー予防法と対策は?
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アレルギーの原因が分かったところで、
アレルギーの予防法とアレルギーを起こさないための対策を見て行きましょう!
アレルギーの予防法と改善策
先ほども「約40%の犬が食材を原因とするアレルギーを持っている」という
お話をしましたが、食生活の見直しが必要になってきます。
そうですよね。
急に食生活の見直しをしてくださいと言われても、
実際にどうしたらいいのか、迷ってしまいますよね。
ドラッグストアなどで取り扱っている安価のドッグフードをあげている方は、
犬のアレルギーの原因となるトウモロコシなどの穀物を主原料に作られている
ことが多いので、まずはアレルギーの原因となる抗原物質 「アレルゲン」を
取り除いて製造されているドッグフードをあげて様子を見てみましょう。
まとめ
今回は犬のアレルギーを引き起こす原因と症状
そして、アレルギーを引き起こさないための
予防法などをお伝えしました。
食物アレルギーなどの症状は改善するまでに、時間が掛かることがあります。
すぐに効果が見られないからと言って見切りをつけてしまうと、
結局なんのアレルゲンに反応をしているのか分からずじまいになってしまいます。
最低でも1ヶ月は様子を見てあげるといいですね。
犬のアレルゲンを特定するのは非常に難しいので、
愛犬の異変に気がついたら早めに、
獣医さんに相談してみることをオススメします。
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