ヤギミルクってよく聞きますが、牛のミルクと何が違うんでしょうか?
牛乳は犬に与えるとお腹を壊すと聞きますが、ヤギミルクは良いのでしょうか?
今回は、ヤギミルクと牛乳の違いやヤギミルクの素晴らしい効果などをまとめました!
あなたの愛犬にもぜひどうぞ!
もくじ
ヤギミルクって牛乳と何が違うの?

さて、牛さんのミルクとヤギさんのミルクって具体的に何が違うのでしょうか?
下記をご覧下さい!
・(牛乳に比べて)アレルギーを起こしにくい
・(牛乳に比べて)下痢になりにくい
では、詳しく説明させていただきますね!
アレルギーを起こしにくい
食物アレルギーの1つ牛乳アレルギーは、牛乳に含まれるタンパク質(αガゼイン)に反応して起こります。
同じミルクでもヤギミルクのタンパク質はガゼインが異なるため(ヤギミルクはβガゼイン)牛乳に比べてアレルギーを起こしにくいんです!
下痢になりにくい
ヤギミルクの脂肪球は牛乳の6分の1ほどの大きさのため消化されやすいんです。
<ホモジナイズとノンホモジナイズ>
牛乳は脂肪球が大きいので、そのままではクリームが分離してしまうんですよね。
だから出荷の際に牛乳の脂肪球を均質にするための処理がなされます(ホモジナイズ処理)
しかしこの時、タンパク質を変質させてしまうことが下痢やアレルギーの原因になるんだとか。
脂肪球が小さなヤギミルクはホモジナイズ処理をされていない(ノンホモジナイズ)そのため、ゆっくり消化されるので、お腹にも優しいんですね。
愛犬がヤギミルクを飲んで得られる効果って?
さて、牛乳に比べて栄養価が高いと言われるヤギミルクですが、具体的にどんな効果が期待出来るのでしょうか?
タウリンがすごい!
ヤギミルクに含まれる タウリンの量は 牛乳の20倍と言われます。
<タウリンの効果>
・疲労回復
・(拡張型心筋症など)心疾患の予防
・視力低下の予防
・コレステロール、中性脂肪を減らす
カルシウムも豊富!
ヤギミルクには牛乳より多くの カルシウムが含まれていますよ!
<カルシウムの効果>
・丈夫な歯や骨を作る
・筋肉の形成に必要
ビタミンB2も多い!
ヤギミルクに多く含まれる ビタミンB2には素晴らしい成分があることをご存じですか?
<ビタミンB2の効果>
・皮膚や被毛の健康維持!
不足することで皮膚の乾燥や脱毛などの原因に。
愛犬にヤギミルクを飲ませるなら、おすすめの与え方はコレ!

水を飲まない時
水分摂取が少なく心配な時は、ヤギミルクを飲ませてあげましょう。
たくさん与えると焦って飲もうとしてむせる可能性があるため、少しずつ与えるようにして下さい。
また、お腹を壊さないようになるべく常温に近い状態のものを飲ませることが理想です。
ごはんを食べない時
欲低下気味の愛犬やごはんに飽きてしまった愛犬には、パウダー状のヤギミルクをフードにまぶして与えましょう!
与えるヤギミルクの量は、愛犬に合わせて調節して下さい。
薬を飲まない時やご褒美にも
薬嫌いのワンちゃんにもヤギミルクを混ぜることで食べてくれる子が多いようです。
また、おやつやご褒美にも栄養たっぷりのヤギミルクを与えてあげると良いかもしれませんね。
ヤギミルクを与える時は下痢に注意!

牛乳で下痢をしてしまう原因は主に 乳糖にあります。
ヤギミルクには、乳糖がほぼ含まれていないため、牛乳に比べ下痢をしにくいと言われています。
しかし、乳糖が全く含まれていないわけではないため、 乳糖不耐症(乳糖を上手に消化できない体質)が強い犬の場合はヤギミルクでも消化不良を起こす可能性があります。
そのため、愛犬がヤギミルクを飲んで数時間後に下痢などの症状が現れたら乳糖不耐症を疑い、飲ませるのは止めましょう。
まとめ
ヤギミルクって嗜好性の高さだけではなく、栄養価も高いスーパーミルクなんですね!
我が家の愛犬が子犬時代、初めてヤギミルクを飲ませた時は、美味しすぎたようでむせていました(笑)
皆さんも愛犬の夏バテ予防にヤギミルクはいかがでしょうか?
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