糖尿病になれば、血糖値をコントロールする必要があるため、食事制限が必須とされます。
ましてやカロリーの高いおやつなどを与えるのはもってのほか!
・・・と言われてしまいそうですよね(^^;)
今回は、糖尿病中にどうしてもおやつを与えたい場合、どんなことに気を付ければ良いのかをまとめました!
もくじ
糖尿病の犬におやつをあげてもいいの?

基本的に糖尿病治療中の犬におやつは御法度!
しかし、今までおやつを食べていた犬がある日から急におやつを0にしてしまったら、愛犬のストレスが溜まる可能性があります。
「基本的には与えない」を念頭に、それでもどうしてもという時のおやつの選び方をご紹介します。
では、糖尿中のおやつの選び方はどんなことに注意すれば良いのでしょうか?
それは下記の3つ!
① 自己判断で与えない
② 市販のおやつはNGなものが多い
③ 果物も与えない
それでは①~③を順番に見ていきましょう!
① 自己判断で与えない
おやつを与えたい時は、 まず獣医師に相談して下さい。
飼い主さんが自己判断でおやつを与えてしまうことで血糖値のコントロールなど、糖尿病の治療を邪魔してしまう可能性大!
状態によっては野菜を与えるのもNGの場合があります。
愛犬の糖尿病を悪化させないためにも、おやつは必ず獣医師に相談してから与えて下さい。
② 市販のおやつはNGなものが多い
ジャーキーやクッキーなどの犬に人気のおやつは、高カロリーなうえ、塩分や脂肪分がたっぷり含まれたものが多いため、糖尿病の愛犬に与えるのは大変危険です。
③ 果物も与えない
果物は、果糖で血糖値を上昇させてしまうため、糖尿病のワンちゃんは避けた方が無難です。
おやつとして食べて良い野菜と避けるべき野菜とは?
果物や炭水化物に比べて、野菜は糖質が少ないイメージがあり、おやつとして最適だと思う人も多いのではないでしょうか。
実際に、糖尿病中の愛犬へ野菜をおやつとして与えている飼い主さんは少なくないようです。
しかし、一口に「野菜」と言っても糖質の多い野菜、少ない野菜とあるため、おやつとして与える時は糖質の少ない野菜を選ぶ必要があります。
<糖質の多い野菜>
・芋類(じゃがいも、ながいも、サツマイモ)
・かぼちゃ
・にんじん
・ごぼうなど
<糖質の少ない野菜>
・キャベツ
・ブロッコリー
・キュウリなど
上記の通り、芋類やかぼちゃなどの糖分が多い野菜はおやつとして向いていません。
(同じ芋類でもコンニャクや糸コンニャクなどは糖質が少ないので大丈夫!)
与える野菜の選び方として、糖質が少なく水分が多い野菜、食物繊維が多く血糖値の上昇を抑えてくれる野菜(ブロッコリー、しめじ)などが好ましいですね。
また、豆腐やおからなども低カロリーで糖尿病中のおやつとして向いています。
与える量は少量が鉄則!一日に与えて良い分量などは必ず獣医師に相談して下さい。
犬用トリーツを与えている人も!
ヒルズから発売されている犬用の特別療法食「犬用トリーツ」を、治療中の愛犬のおやつとして与えている飼い主さんも多いようですね。
評価も高く、レビューを見ると、糖尿病、腎不全、腎疾患、尿結石などを患っている子が唯一食べられるおやつとして重宝しているようです。
Rakutenみんなのレビュー
もちろん、与えても良いかは獣医師に相談する必要がありますが、糖尿病中の愛犬にこういった「おやつらしいおやつ」を与えられるのは飼い主さんにとっても嬉しいでしょうね^^
まとめ
それでは今回の記事の要点をまとめてみましょう!
① 糖尿病中のおやつは基本的に御法度!
② 自己判断で与えない!獣医師に必ず相談すること!
③ 野菜は低カロリーで糖質の少ない(ブロッコリーなど)ものを与えること!
ワンちゃんにとっておやつは一日の楽しみの一つでもありますよね。
その大切なおやつの時間を完全に奪ってしまうのは可哀想だという飼い主さんの気持ちよく分かります。
でも、なによりワンちゃんの治療が優先!
獣医師が「間食は厳禁」というのなら必ずそれに従って下さい。
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