高齢犬の散歩時間はどれくらいが負担が少ない?

犬は7歳から高齢犬になります。高齢犬といえど7.8歳は人間でいうと50歳前後です。まだまだ気持ちは元気いっぱいです。

しかし、筋肉量が減り、基礎代謝も低下していく時期になります。

高齢犬の時期は運動量も成犬のときより減らしたほうが良いのか、散歩量を減らしたほうが良いのか迷ってしまいますよね。

ここでは、高齢犬の散歩時間はどれくらいにしたほうが良いのか、高齢犬に負担がかからない散歩量についてお話します。

 

もくじ

 高齢犬の散歩時間はどれくらいがベスト?

 

高齢犬の散歩時間をどれくらいにするべきかどうかは犬の体力や筋肉量などにより異なります。チワワやマルチーズなどの 小さい犬種であれば15分程度、それより少し大きめの犬種であれば30分程度、柴犬などの 中型犬であれば30~1時間程度 大型犬であれば1時間~1時間30分程度です。

大型犬より小型犬のほうが年齢をとるスピードが遅く寿命も長い傾向があり、犬種ごとの寿命の長さも異なります。犬種の平均寿命も含めて散歩時間を検討するのも方法の一つです。

しかし、これらの時間は高齢犬でも比較的成犬に近い頃の 散歩時間の目安です。
愛犬の体力や筋肉量を見て、時間を増減させましょう。

高齢犬だからといっても散歩はストレス発散にも重要で、これから年をとっていくと筋肉が減りあることもできなくなるため、できるだけ筋肉量は維持させておいたほうが良いでしょう。 ペースはゆっくりでも良いので散歩はできるだけ毎日連れて行ってあげましょう。

散歩中は犬のペースに合わせて無理をさせないように、犬が立ち止まったら止まり、歩けなくなってしまったら抱っこしてあげましょう。

散歩時間は犬の状況に合わせて調節しましょう。
更に年をとると現在の筋肉で体を支えることができなくなり、歩くのが難しくなります。

その時は抱っこして連れ出してあげるなど少しでも外の空気を吸い犬が気分転換に慣れるように努めてあげるといいかもしれませんね。

 

 

高齢犬の散歩をしないとどうなる?

高齢犬だからといって散歩をしないとなると ストレスが貯まります。
さらに、 筋肉量の著しく低下し、早い段階で 歩くのができなくなります。

犬は散歩などで運動しないとストレスが貯まり、吠える、噛む、物を壊すなどの問題行動を引き起こします。

ストレスは犬の 免疫力を低下させ、病気を引き起こす可能性があります。適度な運動を取り入れることで身体的にも精神的にも健康を保つことができます。

更に筋肉量も低下します。特にお尻の筋肉が衰えると 「会陰ヘルニア」などの病気を引き起こす可能性があります。

筋肉量はできるだけ保てるようにゆっくりでも散歩に連れ出してあげましょう。

 

 

高齢犬の散歩以外の運動方法とは?

犬は年をとると足腰が弱くなり散歩に連れ出すのが難しくなっていきます。

そんなときの運動方法は 「ストレッチ」、「ハーネスを使用し歩く」などです。

犬は自分で体を伸ばすことでストレッチを行っていますが、老化していくと同時に体も固くなります。そこで飼い主さんが体をマッサージし、ほぐしてあげましょう。

自分で歩けないほどであればハーネスなどを使用し、愛犬の体を飼い主さんが支えながら散歩してみましょう。

車椅子などを使用する方法もあります。
ただ車椅子は愛犬専用のを作るため費用がかなりかかります。費用や使い勝手などを考え検討しましょう。

 

 

まとめ

ここでは、高齢犬の散歩時間はどれくらいにしたほうが良いのか、高齢犬に負担がかからない散歩量についてお話しました。

高齢犬といっても7歳前後はまだまだ体も若いため運動量は変えなくても問題ないですが、犬の老化の状態に合わせて運動量を変えていきましょう。